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2021年 9月号 第141回「日本人は死んだらどうなるの②」

縄文人の死生観、亡くなった人との心の距離

 令和三年にユネスコの世界遺産に記載された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を見てみると、昔の日本人が死者をどうとらえていたかが、よくわかります。
その代表例が青森県の三内丸山遺跡です。
遺跡の中には見どころがたくさんありますが、今回は「二列の集団墓群」に注目してみます。
遺跡の中央付近から海の方へ向かって幅十五mもあるメインストリートが発見されました。そして、その道の両側の斜面に、向き合って整然と並ぶ約百基の「土壙墓」が発見されたのです。
これは何を意味しているのでしょうか。
想像するしかありませんが、海へと続くライフラインの両側にご先祖様のお墓を作り、村の全員で定期的にお墓参りをしたに違いないと思います。
  また、海へ漁や交易に出かける人々の安全を祈り、無事に帰ってくれば、まっ先にご先祖様に報告していたのでしょう。私は「死者と共に日常の生活を暮らしていた縄文人の死生観」を強く感じました。つまり縄文人は「死者を、生きている人と同じ親しみを持って、人々の心のよりどころ、精神的な支えとしていた」かもしれません。

  • 土壙墓:どこうぼ

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