2025年9月15日 月曜日
多治見のお墓でお墓づくり工事(岐阜県多治見市笠原町)
皆さん、こんにちは!
今回は、多治見市の共同墓地で行ったお墓づくり工事をご紹介させていただきます。
今回のお客様は、多治見市在住のN様という方で、以前弊社でお墓づくりの設計とお見積りをさせていただいていた方でした。
もともと、お施主様のお父様から「寿陵墓(生前に建てるお墓)をつくりたい」と依頼があり設計を進めていたのですが、途中でお父様が病気をされてしまい、それから一度お話が中断となり、数年が経っていました。その後お施主様から「父が亡くなったのでお墓をつくりたい。以前石政さんで父がお世話になっていたようなので、お願いしたい」とご連絡をいただきました。
こちらが工事前の写真です。今回の工事は赤線枠のところに外柵(お墓の外回りの枠石や土台)と石碑と付属品を建てる工事でした。N様のお父様と設計を進めていた時は「シンプルな和型のお墓」で設計をしていたのですが、N様のご要望は「今風の洋型のお墓にしたい」とのことでした。
お父様とN様、両方の意向をできれば反映させたいと思っている旨をN様に伝え、結果としてN様とお父様、両方の意向に合うように石碑は洋型のシンプルな形のデザインにし、外柵はお父様が設計されたままの形で、石の種類だけ石碑と一緒の石にすることにしました。
1つ1つの部材が大きかった(特に外柵)のですが、ユニック車(クレーンがついたトラック)が目の前に停めることができたため、比較的スムーズに作業を進めることができました。また、お墓の周りは草を生えにくくするために、土間コンクリートを施工しました。
間口を広くし段差を少なくしたデザインにより、お参りがしやすいお墓に仕上がりました。
今回のようにお墓づくりにおいて亡くなられた故人の要望と、遺された家族の意向が違っているということはよくある話です。その時に「故人の要望通り建てるべきだ」「遺された家族の意向が反映されたお墓の方がいい」どちらの意見もあると思いますが、私は、形だけではなく、遺された家族が故人のこと、そして自分たち家族のことを考えながら建てたお墓であることが一番重要ではないかと思います。
総じてそれは、お墓を建てることに限らず、お墓をリフォームする時やお墓を片付ける時も同じではないかと思います。
これからもよいお墓づくりをしていきたいと思います!!