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2021年7月26日 月曜日

お骨のパウダー化(粉骨化)作業

皆さん、こんにちは!!
営業担当の佐藤裕基です。

先日、弊社の工場内にてお骨のパウダー化(粉骨化)の作業をしました。

パウダー化と聞いて、「何のために?」「どうやってやるの?」などピンとこない方が大半だと思いますが、今回は弊社が管理代行をさせていたただいている、樹木葬「生田やすらぎ霊縁」に納骨するための専用骨壺にお骨を移しかえるために行いました。

元々右の5寸骨壺(直径約15㎝)に入っていたお骨が、パウダー化することにより左の3寸骨壺(直径約9㎝)の半分くらいまで体積が小さくなります。

弊社の場合は専用の骨壺に移しかえるためでしたが、その他には散骨したりするためにもパウダー化することが必要になります。

私達専門家にとっては当たり前の事も、お客様にお話すると「そんなことできるんだ」と意外と知られていないことが多いので、これからも情報発信を続けていければと思います。

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お墓豆知識は「マイタウンとうと」のページをご覧ください!

2021年7月23日 金曜日

お墓のギモン ~エフロレッセンスってなぁに?~

皆さん、こんにちは!!
営業担当の佐藤裕基です。

先日石政ブログで話題に上がった「エフロレッセンス」について今日は詳しくお話したいと思います。

エフロレッセンスてなぁに?


先日のブログでもお話しましたが、エフロレッセンス(以下エフロ)は、コンクリート中の水酸化カルシウム(Ca(OH)2)が水に溶けて石の表面に滲み出し、空気中の炭酸ガス(Co2)と反応することで炭酸カルシウム(CaCO3)ができ、これが乾燥して水分が蒸発し結晶化したものです。白い花のように見えることから白華とも呼ばれます。

これは1年を通していつも起こるわけではなく、冬の寒い時期に雨や雪が降った時だとか、少し肌寒い梅雨の時期などに起こることがあるそうです。


お墓の石にはどんな影響があるの?


表面に出てきたエフロ自体はスクレーパーなどで削り取れるので特に問題はないのですが、これが石の内部で起こる場合が問題があります。これをサブフロレッセンス(以下サブフロ)と言い、このサブは地下の、隠れたという意味です。

石の内部の微細な隙間の中でエフロになり、体積が膨張することで石の表面を押すようにして壊してしまうといったことが起きてしまうと、修繕するのには石を磨き直したりしないといけなくなるため、手間も費用もかかってしまい取り返しがつかなくなってしまいます。


エフロレッセンスが出ないための対応策はあるの?


エフロレッセンスが出ないように(出にくくする)するための対応策は3つあります。

1つ目は、寒い時期に出やすいので、施工時期をできるだけ暖かい時期に行うということです。これは法事の予定など納期が決まっている場合もあるので、そういった場合には難しい対応策となります。

2つ目はできるだけコンクリートやモルタルを使わない施工をするということです。こちらもお墓だけでなく一般的な構造物にはコンクリートがどこかしらで使われているので、なかなか難しいですが、お墓の場合では、補強や接着部分はボンド施工をできるだけ行う(乾式施工)ことなどにより、使用料は減らせることもあります。

3つ目は水の排水を良くすることです。お墓などは屋外にあるためどうしても雨水が浸透してきて内部に水分が溜まってくるのですが、この水分を上手く排水できる構造にしてあげることで、反応を少しでも抑えることができます。


今ではお墓でも当たり前に使われているコンクリートやモルタル、長く残っていくお墓にとっても施工の上で必要不可欠な存在であるので、その性質を理解し、悪影響を及ばさないようにこれからも設計や施工をしていきたいと思います。

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2021年7月12日 月曜日

お墓のギモン ~開眼供養ってなあに?~

皆さん、こんにちは!!
営業担当の佐藤裕基です。

石政ブログでもちょくちょく話題に上がっている、お墓の「開眼供養」。今回はその開眼供養について詳しくお話させていただきたいと思います。

そもそも開眼供養ってなぁに?


開眼供養とは、「開眼法要」「建碑法要」ともいい、亡くなられた人のために新たに墓碑を設けて、その場に私たちがまごころをこめてお参りをできる場にする法要、つまりただの石を積み上げた石造物という状態から、仏性あるいは神性をおびた「お墓」(仏塔・神塔)、すなわち宗教的な機能を果たす場にするための法要のことをいいます。ちなみにお墓を建てるということはお祝い事にあたり、特に生前に建てるお墓のことを「寿陵(じゅりょう)墓」と呼び、長寿を招く吉事とされていたそうです。


開眼供養ってどんなことをするの?


具体的にどんなことをするのか、またどんなものを用意しなきゃいけないか、実際にお墓を建てられた方も疑問に思われていることです。お寺や神社、宗旨宗派によって異なる場合もありますが、大まかな流れ等をお話したいと思います。


お供物の準備


お墓の前に祭壇を用意し、祭壇の上にお供物台を置き、その上にお供物を並べます。
弊社では祭壇、お供物台、香炉などはすべてご用意をしておりますので、お客様にはお供物の品だけをご用意していただいております。必要なお供物等は以下の通りになります。

  • お花:一対/五色花など(神道の方は榊)
  •  洗米:小皿一皿(0.5合程度)/前日洗米をし、陰干ししたお米
  •  塩:小皿―皿/大サジ2杯程度
  •  清酒:1本/二合瓶やワンカップでもOK
  •  お餅または上用饅頭(白):5個程度
  •  海産物:昆布、寒天などを1品程度/乾燥品でOK
  •  山菜物:椎茸を1品程度/乾燥品でOK
  •  季節の果物:リンゴ、バナナなどを2品程度
  •  季節の野菜:キュウリ、人参などを2品程度
  • お写経(浄土真宗の方は正信偈):1式/お写経供養をご希望の方のみ


お供物の種類や並べ方については特に決まりがあるわけではないので、気になる場合は、お寺様や神社様に確認してみるのが良いかもしれません。


除幕・ご納骨


法要の初めに、棹石(お墓の一番上にある石)に巻いてあるさらしの布を外していきます。

この除幕はお客様に行っていただく場合や、お手伝いに来ている我々石材店、またはお坊様や神官様が外される場合と、その時その時で変わることが多いです。

また、故人様のご遺骨がある場合は除幕の前に(もしくは除幕の後に)ご納骨をしていただきます。お寺様や神社様によってはご納骨だけは、法要の前に行っておいてくださいというところもあるようです。またお写経供養をされる方は、この時に皆さんが書かれたお写経をご遺骨の上にお布団のように被せて納骨室に一緒に納めます。


読経とお焼香、奏上と玉串奉奠


お坊様による読経または神官様による奏上が始まり、その後参列者の皆さんによるご焼香、玉串の奉奠を行います。タイミングについては、お坊様や神官様より合図やお声がけがありますのでご安心ください。


お供物のお片付け


法要が無事終わりましたら、お供えしていたお供物を片付けます。こちらのお供物はおさがりとして参列者の方に召し上がっていただくのが通例となっています。ですのでお供物をお持ちいただく時は持ち運びのしやすい入れ物(カゴや段ボール等)に入れていただくと便利かもしれません。

また、除幕の時に外したさらしの布は、昔からの慣わしで妊婦さんの腹帯や諸事のお祝い事に用いられたりしますので、こちらもお持ち帰りいただき、ご家庭で使われることをおすすめしております。

最後に


一生にあるかないかの開眼法要は誰しもが初めての経験です。
弊社ではお世話になったお客様の開眼供養には必ずお立会いして、法要のサポートをいたしておりますので、安心してお任せください。また分からないことがあればお寺様や神社様に事前に相談することもおすすめしています。

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2021年5月5日 水曜日

お墓の彫刻の文字について

皆さん、こんにちは!!

彫刻文字担当の伊佐治です。

 

本日は、お墓づくりの時に皆さんが疑問に思うことの1つ、お墓に彫る文字についてお話したいと思います。

 

お墓に彫る文字ってどんなのがあるの?

 

 

「○○家之墓」という家名が入った文字が皆さんの中では一般的なイメージだと思いますが、その他にも「先祖代々之墓」、宗派によっては「南無阿弥陀佛」「南無妙法蓮華経」「南無釈迦牟尼佛」など家名が入らないものもあるんですよ。

 

最近は今あるお墓を二世帯墓にリフォームしたいということで、和型墓石でも○○家之墓と刻まれた棹石(お墓の一番上の石)を家名のない彫刻を刻んだ棹石に取替えられる方も増えてきていますね。

 

また、洋型やデザイン型のお墓などでは、好きな文字や柄を彫刻したりされる方も多くみえ、その場合は実は文字も一件一件オーダーメイドで作っているんです。

 

お水鉢や花立がある形のお墓の場合、ご家紋や花柄を彫ったりすることもあります。いずれも彫る彫らないは皆さんの自由なので、ご希望があれば何でも言ってください。

 

 

亡くなった人の名前(戒名・法名・諡他)はどこに彫るの?

 

亡くなった方の戒名等は棹石(石碑の一番上の石)の両側面あるいは後方に彫刻します。和型墓石の場合このあたりの地域では、後方に建立月と建立者(建てた年月と建てられた方の名前)、両側面に亡くなった方の名前を彫るのが一般的です。

 

洋型やデザイン型墓石の場合、側面に彫刻できるスペースがない場合が多いので、後方に亡くなった方の名前を彫り、建立月と建立者は下の台石に彫刻することが多いですね。

 

墓石自体に彫らず墓誌を作ってそちらに彫刻することもできます。どちらかというと最近は初めから墓誌を作ってそちらに彫刻をされる方の方が増えてきましたね。

 

 

彫刻の出来栄えで同じお墓でも印象がだいぶ変わってくるので、文字のバランスと大きさにはこだわって、これからも皆さんのお墓づくりに携わっていければと思います!!

 

 

 

 

 

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2021年4月11日 日曜日

お墓のギモン ~散骨ってなあに?~

皆さん、こんにちは!!

営業担当の佐藤裕基です。

 

現在、お墓(供養)のかたちも様々になってきて、それに伴いお骨の埋葬の仕方も多種多様になってきています。今回はその中でも、「散骨」についてお話させていただきたいと思います。

 

そもそも散骨ってなぁに?

そもそも散骨とはどういうことを指すのでしょうか?厚生労働省の散骨に関するガイドラインによると、散骨とは、「墓埋法に基づき適法に火葬された後、その焼骨を粉状に砕き、墓埋法が想定する埋蔵又は収蔵以外の方法で、陸地又は水面に散布し、又は投下する行為」と記載されています。

 

かしこまった書き方で少し分かりづらいですが、要するとお骨を細かく砕いて、従来のお墓や納骨堂等以外にお骨を撒いたりする行為は散骨にあたるということですね。

 

散骨していい場所とダメな場所の違いは?

こちらも散骨のガイドラインによると、散骨の場所については以下のような条件があるようです。

 

① 陸上の場合:あらかじめ特定した区域(河川及び湖沼を除く。)
② 海洋の場合:海岸から一定の距離以上離れた海域(地理条件、利用状況等の実情を踏まえ適切な距離を設定する。)

 

陸上の場合河川湖沼は、生活用水として利用されることが多いので、適用区域から除外されているようです。特定した区域というのも既存の許可された墓地内や散骨場として認められた場所とのことですが、具体的には地方自治体によって異なるようですね。

 

海洋の場合の一定の距離以上離れた海域というものも、具体的に何㎞というような定義はうたわれておらず、現在は周辺の方々への配慮として、陸地から散骨行為が視認されないくらいの距離まで移動して行うことが多いようです。

 

どちらもより具体的な内容ではなく、地方自治体などの判断にゆだねている部分もあるようです。

 

散骨する際の注意事項は?

散骨をする際にまず気を付けなければならないことは、お骨と認識できないくらい細かく粉砕(粉骨)する必要があることです。また、焼骨には六価クロムという有害物質が含まれている場合があるので、六価クロムがもし検知されるような場合は中和をする必要があります。ここまでは散骨業者に散骨をお願いすれば対応してくれると思います。

 

そして一番重要なのは、散骨すると「お骨が無くなってしまう」ということです。当たり前のことでは?と思われる方もみえると思いますが、お骨も無くなってしまい、お参りする場所も無いため、本当に何も無くなってしまったと後悔された方の声を聞いたことがあります。

 

従来のお墓や永代供養墓等に埋葬した場合もいずれ風化していってしまうのですが、お参りする対象があり、そこに居る(そこにある)と感じ手を合わせることで得られる安心感や幸福感というものがそこにはあるのではないかなと思います。

 

弊社にお墓じまいを相談に来られる方の半数以上の方がお子さんなどを交えてお話をしておらず、一度話し合われることをご提案した結果、お子さんにお墓を継いでいく意志があり、お墓じまいはされなかったというケースが往々にしてありました。

 

ですので現在「お墓をどうしよう」「お骨の行き先をどうしよう」とお悩みの方は、まずは一度ご家族でお話し合いをされてみてはいかがでしょうか。また我々がお手伝いできることがあればいつでもご相談ください。

 

 

 

 

 

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